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大酒呑みなら誰もが一度は考える。
「禁酒」
しかしながら、
「今日は〇〇だから・・」
「休肝日を作ったから・・」
などと理由をつけては飲んでしまい、
なかなか上手くいかないのが実際の所ですよね。
肝機能をはじめ、健康診断の数値に異常が出た方は特に要注意です!
間に合ううちに、本気で身体のケアを考えましょう。
本日は主に、
「服薬をしながら禁酒(断酒)する」
という事についてご紹介していきます。
「俺はアル中じゃないからそんなのいらないよ」
と思っている方もいるかもしれません。
しかし、「隠れアル中」は推定数百万人いるとされています。
もし少しでも「お酒を減らしたい(辞めたい)」という気持ちをお持ちであれば、
少しばかり時間を使って、この記事をちょろっと読んでみてください!
↓過去のお酒にまつわる記事はコチラ
カテゴリー:お酒
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<目次>
1.お酒を飲む人は全員「依存症」
2.お薬で止めるのも一つの手です。
3.抗酒剤(抗酒薬)の効果と種類
4.断酒補助剤という新しい選択肢
5.まとめ
1.お酒を飲む人は全員「依存症」
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いきなりショッキングなタイトルから入りますが、その通りです。
「風呂上がりの晩酌はやめられん」
「美味しいお肉には美味しい赤ワインだよねー」
など、
「何かの行動に対してお酒がリンクする」
という方は、アルコール依存症の恐れがあります。
上記のような時に飲めない時(料理は来てるのに酒が来ない・・など)に、イライラしたりソワソワしたりするのは、
軽い離脱症状(禁断症状)と言えます。
社会生活に支障をきたすような「問題行動」が出ない限り、特段問題ないとも言えますが、
何かの拍子に大量飲酒になってしまうリスクがあると考えても良いでしょう。
・・・つまり、
「お酒を美味しいと感じたことがある人は、依存症のスタートラインに立っている」
という事です。
更に健康診断で引っかかってしまっても、
「まだ大丈夫」と飲み続けている方は、もうアルコール依存症一歩手前と言っても過言ではありません!!
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2.お薬で止めるのも一つの手です。
禁煙補助薬があるように、お酒にも断酒をする為のお薬があります。
精神科や心療内科、場合によっては他の科でも出してくれるようです。
先ずはかかりつけのお医者さんや、産業医に相談をし、
「お酒を辞めたい(量を減らしたい)」という事を相談してみましょう。
専門機関を紹介される事もあるかと思いますが、怖がらず行きましょう!
軽傷(入院の必要が無い)と判断されれば、投薬での通院治療となります。
基本的には「抗酒剤」と呼ばれる薬を服用しつつ、定期的に血液検査などを受けて、状態を確認する事になると思います。
早目の治療ができれば、
「服薬・通院・強い意志」
の3本柱をしっかり守る事で、断酒(節酒)できる可能性が高くなります。
ミニマリストで有名な佐々木さんも、断酒をされています(服薬はされてないみたいです)。
↓コチラの本でその理由と方法を詳しく語られています。
3.抗酒剤(抗酒薬)の効果と種類
抗酒剤(抗酒薬)には、
「薬の力で一時的にお酒の弱い体質(下戸)にする」
という効果があります。
これらを服用してお酒を飲むと、酔っぱらう前に吐き気・頭痛等の不快な症状が出ます。
*奈良漬や洋酒を使ったケーキ等でも反応していまうので、注意が必要です!
つらい思いをする事によって、「薬を飲んでお酒を飲んだらひどい目に合う」という気持ちを植え付け、
断酒の意志を強くする補助薬になっています。
・・・つまり、
飲酒欲求を抑えるという訳ではありません!
「飲酒欲求」と「飲んだら大変な目に合う」という間の葛藤には自分で絶えないといけません。
・・では、主に処方される2種類の薬について紹介をさせて頂きます。
・シアナマイド(シアナミド)
液体のお薬です。
元々は肥料として生産されていましたが、工場の職員が酒に弱くなる事から研究が進み、抗酒薬として使われるようになりました。
服用の後、5分~10分で効き目が現れ、効果は1日持続します。
皮膚に触れると炎症を起こす事から、劇薬指定されています。
また、長く使用すると肝障害が起こるケースがあります。
最近では、後述の「ノックビン」が処方される事が多いようで
シアナマイドは、ノックビンが効かない、体質的に合わない人のみに処方されるケースが多いようです。
・ノックビン(ジスルフィラム)
粉末状のお薬です。
コチラはシアナマイドと違い、副作用はあまり無いとされています。
(ごく稀に、肝障害を起こすケースがあるようです。)
服用の後、効き目が現れるまで12時間程かかりますが、効果は数日持続します。
4.断酒補助剤という新しい選択肢
「シアナマイド」「ノックビン」は長く断酒薬として使用されてきましたが、大きな問題は、
「飲酒欲求が無くならない」
という点でした。
なので、どうしてもお酒が飲みたい人は、薬を飲んだフリをして捨ててしまうなんて事もあるそうです。
*入院患者は、看護師の目の前で服薬させられます。
そんな欠点を補う薬が新しく発売されました。
その名も
「レグテクト」!!
レグテクト(アカンプロセート)は日本国内では2013年から日本新薬株式会社よりレグテクトの商標名で発売され、海外ではCampral、の商標名で販売されているアルコール依存症の治療薬である。中枢神経系に作用して、飲酒欲求を抑える作用を持つ。
アカンプロセートは飲酒欲求を抑える薬であり、急性期の解毒薬ではない。アルコール依存症で乱された脳の化学的なバランスを安定化させる薬物であると考えられている。作用機序はグルタミン酸受容体の一種であるNMDA受容体を阻害し、GABA受容体の一種であるGABAA受容体を刺激することによる。アカンプロセートは断酒会などの自助グループに参加し断酒を実行できて初めて効果を示すと報告されている。WHOガイドラインではアルコール依存症の再発予防薬とされている。
出典:wikipedia
この薬は、今までの抗酒薬とは違い、
「飲みたくなくなる」
という効果があります。
また、仮に飲んでしまっても重篤な症状が出ません。
前述の抗酒薬との併用も可能ですので、ダブルで服用している方も多くいます。
ネックになる部分といえば、まだ新しい薬なのでジェネリックが無く、薬価が高いという点でしょうか。。。
副作用も重篤な物は少なく、「夢の薬」とも言われています。
*しかし、断酒率は40%程度ですので、自己管理も重要になってきます。
5.まとめ
如何でしょうか?
断酒の治療というとなんだか大袈裟な気もしますが、禁煙で通院するのと同じ感覚を持てば、もっとカジュアルに通院出来ます。
何より大事なのは「自分の体」です!!
肝臓は「沈黙の臓器」といわれており、自覚症状が出た時には手遅れの場合もあります。
少しでも気になる方は、是非お医者さんに相談を!!
↓医者はちょっと・・という方はサプリからスタートしてみても良いかもです。
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