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皆さんこんにちは!
本日はコチラのニュースについて解説します。
オンラインゲームやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)をやり過ぎるなど、インターネット依存が疑われる中高生は全国に約93万人いるとする推計を、厚生労働省の研究班(代表=尾崎米厚・鳥取大教授)が31日、発表した。スマートフォンが急速に普及したことなどを受け、前回調査した5年前に比べ約40万人増加した。
研究班は2017年12月~18年2月、無作為に抽出した中学と高校の計184校に調査票を配り、103校の約6万4000人の生徒から有効回答を得た。
出典:yomiDr.
スマートフォンの普及もあり、最近ではインターネット依存症(ネット依存)が若者を中心に増加しています。
この記事では若者となっていますが、年齢性別問わず罹る可能性のある病気です。
しっかりチェックして予防していきましょう!!
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1.ネット依存とは?
2.チェックリスト
3.ネット依存の関連問題
4.ネット依存にならない為に
5.まとめ
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1.ネット依存とは?
先ず、ネット依存とはどのような病気なのか押さえておきましょう。
一括りに「ネット依存」と言っても、いくつかのパターンに分かれます。
(1)つながり依存系
SNSやチャットサービスにハマってしまうタイプは、「つながり依存系」と言えます。
インターネットを介して人と繋がる事で、安心感や承認欲求が満たされます。
また、ゲーム内のグループ(ギルドなど)の所属で安心感を覚える人もいます。
実社会でコンプレックスを持っており、周囲に馴染めない方が陥りやすいと言われています。
(2)ギャンブル依存系
オンラインゲームの中で、麻雀などのギャンブル性の強いサービスにハマるタイプです。
勝敗のかかった刺激やアイテム入手などの高揚感を求めるタイプと、ルーティンをこなすことで興奮をしずめるタイプがあります。
(3)ショッピング依存系
amazonや楽天などでの、オンラインショッピングにハマるタイプです。
小売店での接客が苦手な方や、コミュニケーションが苦手な方がネットショッピング依存になりやすいと言われています。
このように色々なタイプがありますが、アルコール依存症などと比べ歴史が浅く、まだまだ研究段階です。
アメリカが研究では一番進んでおり、日本では2011年に久里浜医療センターがネット依存専門の研究部門を開設しました。
まだ日本では7年程度、これからどんどん研究が進む分野ですね・・・
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2.チェックリスト
ネット依存にはいくつかのチェックリストがありますが、代表的なものにアメリカのピッツバーグ大学で作られた、
「Diagnostic Questionnaire (DQ)とInternet Addiction Test (IAT)」というものがあります。
以下の設問に、当てはまるかどうかチェックして、その数を数えてみてください。
・満足を得るためには、ネットを使っている時間をだんだん長くしていかなければならないと感じていますか
・ネット使用を制限したり、時間を減らしたり、完全にやめようとしたが、うまくいかなかったことがたびたびありましたか
・ネットの使用時間を短くしたり、完全にやめようとしたとき、落ち着きのなさ、不機嫌、落ち込み、またはイライラなどを感じますか
・はじめ意図したよりも長い時間オンライン状態でいますか
・ネットのために、大切な人間関係、仕事、教育や出世の機会を棒に振るようなことがありましたか
・ネットのハマり具合を隠すために、家族、治療者やほかの人たちに対してうそをついたことがありましたか
・問題から逃れるため、または絶望的な気持ち、罪悪感、不安、落ち込みといった嫌な気持ちから解放される方法としてネットを使いますか
翻訳:久里浜医療センターTIAR(Young K.S.CyberPshychology and Behavior.1:237-44,1998)
引用:樋口 進、ネット依存症のことがよくわかる本より抜粋
どうでしたか?
この設問で、5つ以上チェックが付いた人は、依存症の危険があります!!
「ヤバい!」という方はお早目に近隣の専門病院を!!!!
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3.ネット依存の関連問題
では、ネット依存になるとどんな問題が起こるのでしょうか?
依存症の研究をしている団体「ASK」によると、以下の懸念があるとの事です。
視力障害(スマホ近視/スマホ老眼)
スマホ巻き肩/スマホ肘
テキストネック/ストレートネック/スマホ首
睡眠障害(長時間使用に関する生活リズムの乱れ、集中力低下)
指の腱鞘炎・指の変形(スマホの荷重を支える骨の変形)
②学習能力・運動能力の低下
学習能力の低下(相対的な学習時間減少・集中力低下に伴う)
運動能力の低下(相対的な運動時間減少に伴う)
言語能力の低下
③注意力低下による事故・負傷など
歩きスマホ、ながらスマホによるホーム転落事故など
運転中のスマホ操作による自転車・自動車事故など
④コミュニケーションのトラブル
誹謗中傷、いじめ(SNS参加に対する脅迫観念)
親子関係の希薄化、友人関係の希薄化
社会性・感受性の低下
抑うつや攻撃性の出現
⑤金銭のトラブル
オンラインゲーム/アプリゲームの高額請求
通販サイトの後払い利用などによる支払いの滞納など
架空請求サイトによる詐欺被害
⑥犯罪加害・被害に関するトラブル
意識の薄い犯罪予告/犯罪勧誘
Twitter等での犯罪・非常識行為の自慢
有害サイトへのアクセス・援助交際・金銭授受
画像・動画配信被害(個人の特定・ストーキング・リベンジポルノ)
個人情報の漏えい
出典:特定非営利活動法人アスク
これらの症状があるから、即ネット依存という訳ではなく、ネット依存の人に出やすい症状との事です。
しかし、多く当てはまるのであれば、依存の可能性は高くなると思いますので要注意!!!
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4.ネット依存にならない為に
最後に、ネット依存にならない為の予防策について考えましょう。
以下のポイントを押さえて、自分や周りの人たちが依存症にならないようにしていきましょう。
(1)依存症について知識を得る。
インターネット・スマホは便利な機器です。
生活必需品と言っても良いですが、それに没入しない様、依存症に関しての知識をアップデートする事が先ず必要です。
(2)インターネット(スマホ)の利用状況を省みる
時々、「インターネット使い過ぎじゃないか?」とチェックをしてみましょう。
例えば、「毎月使用パケット数がどんどん上がっている」「動画視聴していたら朝になっていた」
等という人は注意が必要です!
昔の「ファミコンは〇分まで!」のように、しっかりリミットを決めて活用しましょう!
(3)インターネット(スマホ)の無い環境に身を置く
たまにはスマホをカバンに入れたままにして、別の事をやってみましょう。
圏外の山に登ってみるとか、キャンプしてみる等、意図的にスマホ離れをする時間を作るのも有効です。
少しでもスマホが手から離れるとソワソワするような人は黄色信号です!!
5.まとめ
如何でしょうか?
電車の中や飲食店の待ち時間などを筆頭に、スマホをいじっていない場所を探す方が難しいような環境です。
確かに便利なツールではありますが、インターネットに支配され、他の事がおざなりになるような生活では本末転倒です。
自分の生活が豊かになるツールとして活用する事が大事ですね。
かく言う私も、若干ネット依存に近いかも・・・
お互い気を付けて、充実したライフスタイルを創っていきましょう!!!
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