スポンサードリンク
さてさて皆様。
このブログを始めて約2か月。
本日、無事退院することが出来たので報告です。
お酒についての情報を色々と書いてきましたが、
実は本日まで、アルコール依存性の治療を受けていました。
今までの記事と並行して少しずつ、
毎日書いていた手書きの日記を元に、
「アル中病棟日記」
を書きたいと思います。
写真もほぼ毎日撮っていたので、可能な限り掲載します。
*プライバシーには勿論配慮します。
お酒の怖さと、それに負けてしまった私の記録。
そしてそこから回復する過程を、
自戒の為、同じ病気のみんなの為、少しでも世間の理解が深まる為に・・・
本日は序章という事で、私の飲酒履歴書を公開します。
需要があるか解りませんが・・・
↓基本、吾妻ひでおさんのように、明るく書こうと思います。
スポンサードリンク
1.私の飲酒履歴書(学生時代)
2.私の飲酒履歴書(社会人前半戦)
3.私の飲酒履歴書(酒量が増えて入院・・・)
4.まとめ
スポンサードリンク
1.私の飲酒履歴書(学生時代)
私が初めてお酒を飲んだのは・・確か中学生くらい。
地元のお祭りで友達と遊んでいたら、そいつがどこからかお酒を買ってきてて、
「お前も飲む?」と少し貰ったのが多分初めて。
確か、「カクテルパートナー」っていうビンのやつだったと思う・・・
高校生の時は、体育祭やらの打ち上げで、クラスで集まって飲んでみたりしていました。
それから大学生になってテニスサークルに入ったのですが、ココがいわゆる「飲みサー」でした。
この4年間で、「酒は潰すか潰れるか」という英才教育を受けてしまった訳です。
自分で言うのもアレですが、お酒もテニスも強かったので、昼間はテニス、夜は飲みで仲間を潰しまくっていました。
スポンサードリンク
2.私の飲酒履歴書(社会人前半戦)
そんな私もちゃんと就職が決まり社会人に。
最初は飲食の正社員でしたが、1年程度で退職。
その後入社した大手企業が、超体育会系の営業会社。
今じゃ考えられませんが、酔っぱらって全員脱がされる(男だけね)なんてことは日常茶飯事・・・
そこでも持ち前のアルコール能力を発揮し、しっかり中心メンバーに。
成績も良かったのですぐに管理職に。その後新規事業に抜擢されたり、超大手の取引先に出向したり色々ありましたが、
全部「飲みにケーション」で乗り切って参りました。
10年程勤めた後、出向先の元上司(飲み仲間)から引っ張られて転職。
しかしそこで悲劇が待っていました・・・
スポンサードリンク
3.私の飲酒履歴書(酒量が増えて入院・・・)
転職先では、元上司が役員をしていたのですが、社長が私より年下のベンチャー企業。
管理部門の責任者として入社したのですが、まぁその社長がひどい有様でして。
私の前任者に対して、「死ね」「クズ」等の罵声は日常茶飯事。
ちょっとミスったら、「いまから『申し訳ございません』と一万回言え。」とか言い始める始末。
私もそれなりに修羅場はくぐってきたつもりでしたが、まさかこんなのが存在するとは・・・という感じでした。
そして私の入社直後に、私を引っ張った元上司が、社長と喧嘩して辞めてしまい、前任者も引き継ぎ途中でいなくなり・・・
10年以上勤務した会社を一念発起して辞めたのに、直後お先真っ暗という・・・
私のリサーチが甘かったと言えばそれまでですが、信頼していた人にも裏切られたストレスから、酒量が増えてしまいました。
徐々に周りに相談する事も無くなり、一人でお酒で誤魔化すようになってきます。
スポンサードリンク
そしてある時クズ社長から、
「1か月程出張にいってくれ」とオファーがありました。
罵詈雑言を隣で聞いているより良いか・・と思いOKしますが、ちょっと嫌な予感。
的中します。
出張のミッションは、クライアントの「ある事業所」の売り上げのV字回復。
そのクライアントが扱っている商品は結構複雑で、売るにはかなりの知識が必要です。
ですが、社長はクライアントに
「東京で売上ナンバーワンの人材が行きます!!」
と言っている事が判明。
・・・はい。私それ売った事ないし、知識もお客さんレベルしか無いよ。
「お前なら何とかなる!!」という訳の分からない励まし(無茶ぶり)で取り合えず行きますが、売るとか以前の問題。
まず専門用語が全くわからん。値段も売り方もよくわからん。
しかし現場の人たちは、オレが東京ナンバーワンだと思っているから誰にも聞けない。
例えるなら、
サッカーやった事ないのに、「セリエAで活躍してます!」と言われて来日した感じ。
なのに「オフサイドってなに?」とか聞けないよね・・・
よくよく聞いてみれば、業界未経験の人が初契約を取るまで、通常半年かかるらしい。
私の目標は、赴任初日から1日3件だって。まじかよ。
最初の数日は全然契約が取れず、社長から罵詈雑言を浴びる状態。
勿論弁解しても「そんなの言い訳だ!!」「気合いで何とかしろ!!」と何のロジックも無い根性論・・・
今だから言えますが、クライアントからとんでもない額を出させていたみたいです。
なにせ東京ナンバーワンですからね・・・
その売り上げは社長の懐に入って、夜な夜な女の子のお店に消えていくという・・・
私は出張先で友人もいないし、土地勘も無いので、日々悶々とした気持ちを、ホテル近くのコンビニで買った酒で流す毎日。
もちろん経歴詐称で来てる事なんて、誰にも言えません。
この辺から私の思考は完全にドツボにハマっていきます。
でもやりましたよ。私の超絶営業センス(自分で言うな)で、数日後から毎日1日3件。
しかし社長からは「出来るんだったら最初からやれよ!!」「最初の数日分、実績悪いから料金値引けって言われちまったよ!責任取れ!!」「1日3件じゃマイナス返せねえよ!!」と引き続き罵詈雑言。休日返上でマイナスを返す事になりました。
いやー、やってもやっても達成感がないのって、こんなに辛いんだなー・・と、この時初めて知りましたよ。
若いころは、上司に灰皿投げられたり、深夜に「電気がついてるオフィス全部回ってこい!!」って言われたりしてたけど、
無理難題をクリアした時は、「よくやったな!」と言って飲みに連れて行ってくれたりしてたもんな・・・
因みに2日程、
「大阪で10年以上やってるベテラン」
という人が応援で来ましたが、1件も契約取れずに帰りました。
俺すごいよね?誰か褒めて!!
そんな中、酒量は多くなるも実績は取れるようになりました。
ある程度落ち着いたと思った矢先。
確か15連勤くらいした時だったかな。
起床すると、布団が寝汗でびっしょり。体の震えとよくわからない不安感が身体を襲います。
なんでか解りませんが、布団から起き上がれません。頭はパニック。
「取り敢えず今日は休もう」
そう思って社長へ連絡。案の定罵詈雑言。
その時初めて、私の中で何かの糸が切れました。
「もう限界です。東京に帰ります。」
そう言い残して電話を切り。ホテルを出て新幹線の駅まで歩きます。
電車が無いエリアなので歩くしかなかったのですが、大体5時間ほど歩いたでしょうか・・・
イマイチ記憶が定かではありませんが、途中のコンビニでお酒を買って飲みました。多分。
クズ社長には「少し休みをください」と一方的に言った気がします。
その後帰宅するものの、ほぼ寝たきり状態に。
仕事を途中で投げ出した事への罪悪感もあり、それを消す為に酒を煽る毎日。
心身ともに最悪の状態になりましたが、どこからか状況を聞きつけた両親が助けに来てくれました。
そして、先ずお医者さんに行こう・・という事になり、アルコール系で有名な病院を予約して受診。
そこで医師から、「アルコール依存症です。入院治療が必要です。」と宣告を受けます。
ここから私の入院生活が始まる訳です・・・
スポンサードリンク
4.まとめ
長文をお読み頂き、ありがとうございます!!
いやー・・今だから客観的に書けますが、最後の方は本当に死ぬと思っていました。
ここからどうやって回復してくのか、完全ノンフィクション(多少の脚色はあるかも)でお送りして参ります!!
次回から入院時の日記を転載していきます。
取り敢えず1日分を1記事にする予定ですので、乞うご期待!!
ランキングに参加しています。
↓こちら↓クリックして頂けると嬉しいです!!
にほんブログ村
スポンサードリンク
アル中病棟日記読ませて頂きました。
私も多分アルコール依存症です。
病院で見てもらおうと思っています。
入院できたらしたい…でも費用が無い…
通院でやってみようと思います。
後、もの凄い意志の強い方だなって思いました。
協力してくれる、心配してくれる方への思いですね♪
見習いたいと思いました。
次のブログも楽しみにしています。
コメントありがとうございます!
入院は高額医療制度も使えますし、医療保険に入ってればそれも使える可能性ありますよ!
断酒が続いてるのは意志が強いんじゃなく、素直に治療に取り組めたからだと思ってます。入院しなかったら今頃死んでますね。。
共に頑張りましょう!!