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「減酒」外来で受診のハードル下げる – CBnewsマネジメント

投稿日:2018年10月23日 更新日:

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アル中病棟日記記事一覧はコチラ

今回から、「断酒NEWS」というカテゴリーを作ってみました。
色々な記事を書いてきましたが、結局ココに絡む内容が多くなってきました。
とりあえず、大きく分けて下記4つの大カテゴリーで記事を書こうかなと思っております。

1.アル中病棟日記
⇒入院中の日記の書き起こし。90話くらいで終わります。再入院しなければ・・・

2.断酒日記
⇒断酒中(現在)の日記。上記同様、断酒が続く限りエンドレス。

3.断酒NEWS
⇒お酒絡みのNEWSを取り上げて解説をします。随時更新。

4.その他
⇒上記3つのカテゴリーに入らない記事。

今後「その他」が盛り上がってきたらカテゴリー増やすかもしれませんが、当面これでやっていきますのでお付き合いくださいませm(_ _)m

そんなわけで、第一弾はコチラの記事を取り上げます!

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「減酒」外来で受診のハードル下げる – CBnewsマネジメント
国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)では、昨年4月から「減酒外来」を始めた。一気に酒を「断つ」のではなく、「減らす」ことを目標に、受診のハードルを下げることが狙いだ。

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早速目次です。

<目次>

1.「減酒外来」の狙いとは?

2.「お酒で通院」をもっとPOPに

3.「節酒自助グループ」の失敗

4.まとめ

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1.「減酒外来」の狙いとは?

という事で、私も良く知っている、湯本先生が取材を受けてらっしゃいます。

この「減酒外来」ですが、意図としては、
「依存症予備軍や、自分が依存症と認められない人を呼び込む策」
という風に思われます。

残念ながら、依存症と診断されてしまうと、「断酒」以外に道はありません。

私自身も、仕事中に飲んでしまう・・・という状態までは至りませんでしたが、
「飲み始めると酩酊するまで飲んでしまう」
という事が常となってしまい、断酒しかないという状態まで来てしまいました。

私の知り合いにも、とにかく飲み始めるとずーーーっと飲んでいて、ほぼ毎回記憶をなくしている・・・なんて人も結構います。
こういう人たちは近い将来、体に異常をきたしてしまうのだと思います。

そうなる前に・・・という事ですね。

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2.「お酒で通院」をもっとPOPに

私もお酒について色々と勉強をしましたが、どう考えてもタバコよりも依存性は高いです。
しかしながら、タバコのような規制はされず、「ストロング系」と呼ばれる強いチューハイのCMがガンガンされているのが現状です。

*その辺の詳細はコチラの記事あたりを・・

そんな環境だからこそ、もっと軽い気持ちで病院に通える環境を整えて欲しい・・・と思う訳です。
「禁煙外来」は割と軽い感じでいけますよね?なので、そういうのが理想です。

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3.「節酒自助グループ」の失敗

「節酒か断酒か」という話題になると必ず出てくるのが、アメリカで起こった、「節酒自助グループ」の失敗です。
アメリカで「節酒」を提唱していた女性が、飲酒運転で死亡事故を起こした。という事件です。

 問題飲酒者のための自助グループ、Moderation Management (通称MM、日本語にすると節酒統制というほどの意味)の創始者、オードレイ・キシュライン(Audrey Kishline, 43歳)が、2000年3月25日(土曜日)、アメリカの州間高速道路で飲酒運転衝突事故を起こした。

 主婦で2人の子持ち、Woodinvilleの住人、キシュラインは、この日、1992年製フォード小型トラックを運転し、ワシントン州、Cle Elum付近でインターステート90の東向き一方通行道路を西向きに逆走していた。そして午後6時頃、Bellevueの電気技師、リチャード・デイビス(Richard D. Davis, 38歳)の運転する1982年製ツードアのドッヂ車と正面衝突した。

  リチャードと、同乗していた娘ラシェル(LaSchell)の二人は即死した。ラシェルは 12歳になったばかりで、自宅のベッド周りにはまだ10日前の誕生日パーティーの飾り物などが残されたままだった。

 州警察官によれば、キシュラインのトラックには、ウォッカの飲みかけの瓶と抗不安薬、アルプラゾラム(日本なら、商標名コンスタン、ソラナックス)の容器があった。キシュラインは、Spokane に向かっていたようだが、その理由および逆走の理由は本人自身にも不明であるという。キシュラインは、3月25日当日、この死亡事故の直前にも、他の車と接触事故を起こしながら、当て逃げをしていたとされる。彼女は、この土曜日、午後の大部分を飲みつづけ、夕方ブラックアウト状態のまま、100マイル(160km)以上も運転していた。

 事故の1時間余り後の採血で、キシュラインの体内からは、ワシントン州法定制限濃度の3倍以上の血中アルコール(0.26BAL)が確認された。
引用元:【節酒自助グループ、MM創始者の飲酒運転事故】

この事件の結果、「やっぱり節酒はダメ。断酒しかない。」という結論になり、今のアルコール治療の根幹となっています。

しかし、あくまで彼女の場合は、「重度のアルコール依存症患者」だったという事を忘れてはいけません。
依存症になる手前の方、片足突っ込んでいる方、依存症だけど軽度の方は、もしかしたら引き返せるかも・・・という考えもあるのです。

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4.まとめ

しかし、最終的に「どこまでは節酒に戻れて、どこからは断酒じゃないとダメか」という線引きは曖昧です。
定量的な指標ではなく、アンケート形式の定性的な指標しかありません。
現在の医学では、「アルコールの問題があるなら、飲まないのが間違いない」という所に落ち着けるしか無いという訳です。

後は本人の意思ですが、私個人としては以下のように考えます。

「お酒(飲酒)の好きな所はどこ?」
1.味が好き(料理がおいしくなる)
2.ほろ酔いで楽しくなるのが好き
3.酔っぱらってわけがわからなくなるのが楽しい
4.酔っぱらって気絶するように寝るのが気持ちいい
5.酔っぱらうと嫌なことが忘れられる

このテストの「3から5」に当てはまる人は、恐らく断酒しないとダメなタイプです。
*僕は完全に当てはまります。
お酒が「潤滑油」ではなく、「依り処」になっちゃってますよね?

ココに当てはまるなら、きっぱりお酒は止めましょう!
今は大丈夫でも、近い将来に必ず身体や精神に異常が出てきます。

迷うようなら一度減酒外来の受信を考えてみてはどうでしょうか???

本日は以上です!!

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