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少し前の記事ではありますが、Fridayにこんな特集がありました。
愛飲家必読! アルコール依存症の真実 “減酒薬”が登場した治療最前線
本日はコチラの記事を元に、「減酒・断酒」について私の意見をお伝えしたいと思います。
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1.アルコール治療の現在
2.減酒薬「ナルメフェン」について
3.Marcが考える「減酒・断酒」について
4.まとめ
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Contents
1.アルコール治療の現在
まず最初に、現在のアルコール治療について纏めてみました。
1.要治療者の96%が未治療
みなさんご存じの通り、お酒は我々の身近にある嗜好品です。
タバコと同様に、20歳からたしなむ事が出来ますが、タバコと比べても寛容なイメージがあります。
歩きタバコは禁止されている市区町村が多いですが、お酒はありませんよね?
道端で歩き飲酒が出来るのは日本くらいなんだそうです。
リゾート地でも、ビーチやベランダでの飲酒は禁止されている所が多くあります。
そんな「どこでも飲酒」な日本では、アルコール依存症と推定される方が、およそ100万人ほどいるそうです。
しかし、実際に治療を受けているのは約4万人。96%の人は治療を受けていないのです。
2.アルコール依存症チェックリスト
・・・というのも、アルコール依存症は「否認の病」と言われていて、本人が「私は依存症じゃない」と否定をしてしまい、治療を拒む事が多いのです。
以前にも紹介しましたが、依存症チェックリストがあります。
男女別に掲載しますので、ぜひチェックしてみてください!!
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1 食事は1日3回、ほぼ規則的にとっている
2 糖尿病、肝臓病、または心臓病と診断され、その治療を受けたことがある
3 酒を飲まないと寝つけないことが多い
4 二日酔いで仕事を休んだり、大事な約束を守らなかったりしたことがある
5 酒をやめる必要性を感じたことがある
6 酒を飲まなければいい人だとよくいわれる
7 家族に隠すようにして酒を飲むことがある
8 酒が切れた時に、汗が出たり、手が震えたり、イライラや不眠など苦しいことがある
9 朝酒や昼酒の経験が何度かある
10 飲まないほうがよい生活が送れそうだと思う
出典:新久里浜式スクリーニングテスト男性版
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1 酒を飲まないと寝つけないことが多い
2 医師からアルコールを控えるよういわれたことがある
3 せめて今日だけは酒を飲むまいと思っていても、つい飲んでしまうことが多い
4 酒の量を減らそうとしたり、酒を止めようと試みたことがある
5 飲酒をしながら、仕事、家事、育児をすることがある
6 私のしていた仕事を周りの人がするようになった
7 酒を飲まなければいい人だとよくいわれる
8 自分の飲酒についてうしろめたさを感じたことがある
出典:新久里浜式スクリーニングテスト女性版
<男性>
1個以上「いいえ」の方は注意!(1番のみ「いいえ」の場合は除く)
4個以上「いいえ」の方は病院へ!(依存症予備軍です。)
<女性>
1個以上「いいえ」の方は注意!
4個以上「いいえ」の方は病院へ!(依存症予備軍です。)
3.依存症治療の概要
いかがでしょうか?意外と当てはまる人が多いと思います。
でも、「いやいや、その程度じゃ依存症じゃないでしょ」と思いませんでしたか?
実際そうではないかもしれませんが、重症の方も同じ感覚を持っているのです。
そして問題行動など、社会的に不適合になってしまい、周囲に説得されて治療に来るものの、
「ただちょっと酒癖が悪いだけだ」と否認し、治療が進まない訳です。
ですので、現在の治療は、
1.アルコール依存症の知識をつけて、自分の症状を自覚する。
2.体からアルコールを完全に抜いて、離脱症状(禁断症状)が出なくなるまで断酒する(約1か月)
3.日常生活で再びアルコールを飲まないように、様々な教育をする
4.服薬し、断酒を継続する。
という流れになっています。
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2.減酒薬「ナルメフェン」について
このような治療の中で使われている薬は3種類あります。
まず、「抗酒薬」と呼ばれる薬。
「シアナマイド」「ノックビン」の2種類があります。
クスリによって下戸の人と同じ状態を作り出し、お酒を飲めなくするという効果があります。
そしてもう1種類が「レグテクト」という薬です。
コチラは「お酒を飲みたい」という欲求自体を和らげる作用を持ちます。
「抗酒薬」自体には飲酒欲求を和らげる効果はないので、本人の我慢が必要です。
誤って飲酒してしまうと、ひどい二日酔いのような症状になり、場合によっては死亡してしまう事もあるそうです。
*実際に「のたうち回るのを見た」という人もいます。
レグテクトは飲酒欲求を和らげる作用がありますが、
2013年に発売されたばかりの薬でまだジェネリックが出ていない事もあり、薬価が高いのが難点です。
そして、3食後に飲まなければいけないので結構大変。
また、効果には個人差があるようで、効かない人も多いようです。
*「レグテクトをビールで飲んでた」という強者もいます。
そんな中、2019年に認可予定の薬が「ナルメフェン(商品名未定)」という薬です。
このクスリは常用する必要もなく、依存症の人がどうしてもお酒を飲みたい時に服用すると脳の中枢神経に作用します。
その効果で飲酒自体を避けられたり、摂取量を減らすことができます。
第3相臨床試験では、ナルメフェン10mg/日投与群、20mg/日投与群、プラセボ投与群に分けて24週間投与した結果、主要評価項目である多量飲酒した日数※1のベースラインから12週時の変化量において、ナルメフェン10mg投与群、20mg投与群ともにプラセボに比べ有意差が認められました(P<0.0001)。 また治療期の24週時まで効果は維持されました。重要な副次的評価項目である総飲酒量※2でも、両投与群ともに有意な低下が認められました(P<0.0001)。 長期投与試験においても、多量飲酒した日数、総飲酒量ともに試験終了時まで減少が維持されました。 発現した有害事象は、悪心、浮動性めまい、傾眠などであり、多くが軽度または中等度で、長期投与により発現率あるいは重症度が高くなるものはありませんでした。 また同剤による依存性や離脱症状は認められておりません。 引用元:大塚製薬
内容を見る限り副作用もあまり無いようですし、薬に対する依存性も低いようです。
薬価がどのくらいか解りませんが、頓用であればだいぶ服用が楽になりますね。
以下、アルコール治療薬の一覧です。
ナルメフェンは、これまで断酒以外になかったアルコール依存症の治療選択肢を広げ、医療機関への受診率や治療継続率を向上させることが期待されています。
ナルメフェンがコンセプトとする減酒の考え方は欧米ですでに普及しており、日本でも2018年4月、国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)が「減酒外来」をスタートするなど、取り組みを始める医療機関が出てきました。
引用元:AnswersNews
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3.Marcが考える「減酒・断酒」について
では、私が考える「減酒(節酒)・断酒(禁酒)」についてです。
まず、「アルコール依存症」ですが、世間が思っているような、
「1日中お酒を呑んでいる」という人だけでは無いという事を知って頂きたいです。
私は「仕事中に飲む」という事はありませんでしたが、依存症と診断されました。
いわゆる「コントロール障害」という状態で、「飲みだすと止まらない」という症状があります。
記憶が無くなって潰れるまで飲んでしまい、ケガをしたりする事もしばしばありました。
同じような人は結構いると思いますが、ここまで来てしまった人は、ひと思いに断酒すべきだと考えます。
私も「量を減らそう」と試みましたが、周りは私が大酒のみと知っています。どんどん勧めてきます。
すると私も断れず、「ちょいと一杯のつもりで・・」となってしまいました。
そんな事を繰り返しているうちに、心身ともに限界を超え、入院するまで悪化するに至ってしまいました。
身に覚えのある方もいるでしょう。そういう方はレッツ断酒!!
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4.まとめ
いかがでしょうか?
「隠れアルコール依存症」は100万人ですから、およそ100人に1人です。
友人の中に一人二人はいる計算になります。また、周囲より大酒のみの人は自分がその可能性もあります。
何かにつけて飲んでばかりの人は、本当に気を付けてください!!
私は手遅れになった人を沢山見ています。
私自身も、ギリギリの所から生還しました。しかし断酒を破れば、いつまた地獄に落ちるかわからない状態です。
「少し心配・・・」と思っているうちに病院に行きましょう!
否認してはダメです!未然に防ぐ事が大事!!
一人でも多くの方が、酒害から解放されますように・・・
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