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「酒は百薬の長」なんて言葉を聞いた事がある方も多いと思います。少量の酒なら健康に良いとする俗説です。
そんな俗説が統計的に証明されたという記事がありました。
果たして本当なのか?検証したいと思います。
「健康に良い飲酒量」について、2005年までに発表された研究論文を統計学的に処理したものです。研究対象となったのは、約101万人の成人です。すると、飲酒をしていない人よりも、少し飲酒をする人のほうが、死亡の相対リスクが低いことがわかりました。
この結果でもう一点、男性では1日2~3ドリンク程度まで、女性では1~2ドリンク程度までは、全く飲まない人よりも死亡リスクが低いという結果になっているのには、驚かれる方も多いのではないでしょうか。出典:プレジデントオンライン
「酒は百薬の長」を統計的に証明したとされる記事です。
本当にそうなのでしょうか?
記事の中には実際の調査データも記載されており、死亡率が一度下がってから酒量が増えるにつれ上がっています。
確かにこのグラフを見ると、少量の飲酒をしていた方が死亡率が低く見えます。
しかし大事な一点が見落とされています。
「全く飲まない」人の中には
「全く”飲め”ない」人も含むという事です。
つまり、「病気などで飲めない人」が含まれているという事です!!
そのような方を除いてグラフを再作成すれば、「病気で飲めない人=死亡率高い人」がグラフから消えますので、単純な右肩上がりになるのではなると推定されます。
にもかかわらず、「酒は百薬の長」の裏付けだ!!と喜んでいるのは、浅はかでは??
こんな内容が「林修先生の初耳学」でも紹介され、一時的に話題にもなりました。
しかしこの記事がまるっきり間違いというのも浅はかで、もう一つの興味深い考察もあります。
「少量のアルコールが体に良い」という結果は、もしかすると「少量だけに抑えられる、飲み方のうまい人」の性格そのものを反映している可能性があります。つまり、これを読んでいただいた皆さんが「少量飲酒」を達成できたとしたら、それができる性格や意志そのものが、健康にいい行動や生活習慣につながるかもしれません。
つまり、
「少量の飲酒で抑えられる人=キチンと摂生できる人=死亡率が低い人」
という訳です。確かにこの理論も納得できますね。
そしてこの記事で注目すべきは、「ビンジ飲酒」について触れているところです。
「自分は常習的に飲んでいないから大丈夫」
「たまにはパーッと飲んで羽目を外したい」
なんて思うタイプは本当に危険です。
どちらかというと私はこのタイプでした。
仕事中に飲んだりと言うことはありませんでしたが、飲み始めると止まらない。
これがいわゆる「コントロール障害」の始まりになってしまうわけです。
今回の記事は様々見方がありますが、いずれにしても、大量飲酒は体に悪い…というのは明白です。
本当に少量(1日ビール1杯程度)を超える方は、手遅れになる前に断酒の検討をオススメします!!
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