本日も当ブログをご覧頂きありがとうございます。さて、断酒ブログを書いていると、スリップ(再飲酒)してしまう方をよく見かけます。勿論最初から再飲酒しようと思って断酒を始める方はいません。
では、そこにはどんな理由があるのでしょうか?調べてみると、ある一つの共通点が解りました。コレが出来ない間は、どんな薬を飲んでも、どんな治療を受けても意味が無いと言っても良いと思います。それはなんなのかを今回のブログで紹介させて頂きます。
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1.ワンチャン飲めんじゃね?の罪深さ
スリップしてしまう理由は、概ね題名の通り、「ワンチャン飲めんじゃね?」と思ってしまう事です。「自分はいつかコントロールしながら飲めるようになるかも」という淡い期待を持つという事。私の周りにも、数年単位の断酒を続けたにも関わらず、ある日一杯飲んだだけで、依存症に逆戻り・・・という人が沢山いらっしゃいます。再入院したり、血を吐いて緊急手術したり・・・みんな酷い目に遭っています。
「ワンチャン・・・」の感覚を無くしきれない方は、確実に再飲酒に走ります。どんなに長く断酒をしていたとしても、いつか必ずスリップに陥ります。そうならない為には、「自分の人生には飲酒というものが存在しない」という決断をしなければいけません。
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2.決断の本当の意味
決断という言葉には、「決める」という意味があるのは皆さんご存知かと思います。しかし本来の意味はそれだけではありません。文字通り「決めて」「断つ」という意味があります。決めるだけでなく、それ以外の選択肢を「断つ」事も含むという事です。
実は英語の「decide」の「de」には「離れる」という意味、「cid」には「切る」という意味があります。こちらも「決めて断つ」という意味を含んでいますね。
前述の「ワンチャン・・・」に関しては、断酒の決意はしたものの、それ以外を「断つ」という所が弱かった事が問題となる訳です。
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3.100%決める方が簡単
「そんな事言われてもいきなり無理やって」と思う方もいるかもしれませんが、実は「100%止める」という方が簡単なのです。
例えば「週末だけは飲んでもOK」とか、「会社の付き合いだけは飲める」というような例外を作っていると、「祝前日は週末に含む」とか、「会社の人が飲み会メンバーにいたら会社の付き合いに含む」という感じになってきて、例外がどんどんと増えていきます。そして気がついたら元の生活に戻ってしまっている・・・という事になります。
はい、コレは実話です。私です。結局中途半端な例外を作ると、例外が例外を作っていくという負のスパイラルが生じてしまう訳です。これをなくす為には、兎に角断つ!!!例外なくゼロにする事です。
私の座右の書の一つである「ぼくたちは習慣で、できている」の中でも、「毎日する」ということさえ決まっていれば、今日それをするべきかどうか悩むことも決断することもない。と語っています。
↓著者の佐々木典士さんも断酒実践者です。是非読んでみてください!!
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4,まとめ
ダラダラと書いてまいりましたが、結論「本人が完全断酒をすると100%コミットする」という事が出来ないと、いかなる治療も効果を出す事が難しいです。レグテクトやらナルメフェンを飲んだ所で「焼け石に水」です。
大体の人が「底つき」と言って、「ここで断酒しなきゃ死ぬ」という状態になるまで腹をくくる事が出来ません。腹をくくった時にはもう手遅れ・・・という事もあります。そうなる前にしっかりと自分と向き合い、「決めて断つ」をやりましょう。これさえ出来れば治療も必ず上手くいきます!!そしてその成功体験から、断酒以外の習慣を変える事も出来る様になります。
もしこのブログをご覧の方で、「ワンチャン・・・」の思想を持っている方がいるなら、これを機会にスパッと断ってしまいましょう!!!
おわり
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