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本日は、貴乃花親方について書いていきたいと思います。先日の「金スマ」に出演されていたのですが、子供に稽古をつけている場面での言葉にとても感銘を受け、「相撲道」というものについて調べてみました。
貴乃花めっちゃカッコいいな。感動した!#金スマ #貴乃花親方 pic.twitter.com/Zhz3z4RfW7
— Marc@断酒(忘酒)ブロガー (@marc_hite) 2019年6月28日
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1.相撲道とは?
先ず、「相撲道」とはどういったものなのか?について確認していきましょう。貴乃花は万葉学者の中西進さんに向けたメッセージで、以下のように語っています。
相撲の道を志すものは、「強くなりたい」という思いと同時に、「日本の伝統文化を守る」という強い意志が必要だと私は常々考えて参りました。それと同時に、相撲を通じて古来から脈々と受け継がれてきた日本文化の美学を後世に伝えていくことが、相撲に関わるすべての人間に課せられた義務であると考えております。
万葉学者「中西進著作集25」に封入の「月報」より
「相撲」というのはご存知の通り、スポーツである前に日本の伝統的な「神事」です。「四股」は土中の邪気を払う意味があったりなど、神道の影響が多く出ています。
「相撲道」という考え方は、神道をベースに、「相撲を通して人間力を磨く」という視点に重きをおいた考え方です。「剣道」「柔道」など、「道」という字がつくスポーツ全般に同じ事が言えますね。
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2.スポーツとしての「相撲」
昨今の格闘技ブーム等もあり、大相撲も「商業スポーツ化」が進んでいると言われています。外国人力士が増え、力士の大型化も進んでいます。その中で、「強ければ良い」という風潮が出て来ており、本来の相撲が大事にするべき「相撲道」が蔑ろになっているというのです。
特に言われていたのが元横綱の朝青龍です。身体能力が非常に高く、とても強い横綱でしたが、問題発言をしたり、休場中にモンゴルでサッカーをしていたりと、素行不良でメディアを騒がせました。
2003年にはまげを掴んだとして、横綱としては史上初の反則負けを受けています。
2003年の名古屋場所5日目に、まげをつかんで反則負け。相手は「因縁」の旭鷲山だった。夏場所の取り組み後に、にらみあった二人。関係は修復されないままこの日を迎えた。ある意味、この場所で最も注目される一番と言えた。
立ち合い、旭鷲山が相手の怒りを誘うように顔面へのもろ手突き。強烈な突っ張り合いの末、横綱のはたき込みが決まったかに見えたが、審判団から物言いがついた。はたいた朝青龍の手がまげに掛かっていたのだ。そして、史上初めてとなる横綱の反則負け。審判団の協議を待つ間、旭鷲山は反則をアピールするかのように、しきりにまげに手を触れていた。
朝青龍は「横綱だから、まげをつかむような相撲を取るはずはない」と悔しそうに言った。横綱審議委員会の渡辺恒雄委員は「横綱がやることじゃない。次の横審で問題になる」と話した。
(肩書きなどは当時のもの)
出典;https://www.jiji.com/jc/v2?id=20100204asasyou_03
そして朝青龍のモンゴルの後輩に当たる日馬富士が、カラオケ店で暴行事件を起こします。横綱のスキャンダルに対して、相撲協会は「穏便な対応」をしようとしました。しかし一本気な貴乃花は納得が行かなかったのでしょう。「貴の乱」と言われる行動に出ます。
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3.貴乃花が求める相撲界
ここから先は皆さんのご存知の通りです。以前別の記事でまとめてありますので、詳細はコチラをご参照ください。
貴乃花は良く言うと「一本気」、悪く言うと「融通が利かない」性格です。15歳から相撲の英才教育を受け、誰よりも相撲を、相撲道を愛している人です。そんな貴乃花に取って、今の相撲協会は「相撲道を極める場所」どころか、「相撲ビジネスで儲ける場所」に見えたのでしょう。徹底的に交戦するも、独りではどうしようもなく、部屋を廃業する事となりました。
しかし幸か不幸か、TVへの出演が多くなり、貴乃花が考える相撲道というものがどういうものなのか、実際に見る事ができました。考え方としては少し古い感じもしますが、今の子供達に不足しているもの、持っておくべき「核」となる考えが宿っていると感じました。
「やれる事を、やるんだ」
・・・という言葉が私の中に残っています。目の前にある問題にしっかりと向き合って、弱い者(弱い心)を守る為に強くなる。その為にしっかりと今日出来る事をしっかりとやる・・・当たり前ですが難しい事です。私もいい歳ですが・・残された人生、しっかりとやれる事をやって、悔いのない毎日を過ごしたいと思います。
おわり
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