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アル中業界(?)ではレジェンドとして有名な吾妻ひでおさんが、食道癌の為に他界されました。
吾妻ひでお(本名:吾妻日出夫)、かねてから食道がん治療中でしたが、2019年10月13日未明、都内の病院で永眠いたしました。享年69歳。ここに謹んでご報告申し上げます。合わせて永年の読者の皆様のご支援と励ましのお言葉に改めて御礼申し上げます。
— 吾妻ひでお (@azuma_hideo) October 21, 2019
1950年2月6日、北海道で生まれた吾妻。1969年にまんが王(秋田書店)にて「リングサイド・クレージー」でデビューし、1979年には「不条理日記」で第10回星雲賞コミック部門を受賞した。1979年に同人誌・シベールの発行を開始し、美少女マンガで人気を博す。1980年代前半、「オリンポスのポロン」「ななこSOS」がアニメ化された。
1980年代後半から失踪、自殺未遂、重度のアルコール依存症を経験。その記録を綴った「失踪日記」を2005年に刊行し、第34回日本漫画家協会賞大賞、第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第37回星雲賞ノンフィクション部門を受賞した。2019年にはイタリアのマンガ賞であるGran Guinigi賞のRiscoperta di un’opera(再発見された作品)部門を受賞するなど、海外での評価も高い。
吾妻は2017年3月、食道がんであることを自身のTwitterで公表。以降、入院を繰り返しながら闘病していた。なお葬儀と告別式は家族のみで執り行われたとのこと。後日、知人やファンも参加できるお別れ会が行われる予定だ。
引用:https://natalie.mu/comic/news/352313
本日は吾妻ひでおさんのご冥福をお祈りすると共に、作品について、また、飲酒と食道がんの関連性について紹介したいと思います。
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1.吾妻ひでおさんについて
ではまずは、吾妻ひでおさんについてご紹介させていただきます。Wikipediaから引用。
同作は日本漫画家協会賞大賞や文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、イタリア・グラン・グイニージ賞などを受賞し、日本の漫画家の作品として初めてイグナッツ賞にノミネートした。
本名は吾妻 日出夫(あづま ひでお)。北海道十勝郡浦幌町宝町出身。血液型はO型。
1980年代半ばから約8年に渡る沈黙期に入る。その間に二度長い失踪をしている。吾妻は従来より鬱病または躁鬱の傾向があったが、1990年代後半にはアルコール依存症となり入院。
2017年3月、食道癌が判明し、入院闘病中であることを、自らのツイッターで明かす。同年5月、手術を終え退院し、自宅療養中であると公表。食道を切除し胃を吊り上げる手術だった。
2019年10月13日、都内の病院で死去。69歳だった。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%BE%E5%A6%BB%E3%81%B2%E3%81%A7%E3%81%8A
私は絶頂期はあまり知らず、「失踪日記」を当時仲が良かった方が読んでいたのを借りたのがキッカケにでした。その後にアルコールの問題がでて、入院中にはアル中病棟にお世話になりました。
病院にもボロボロになった同作が置いてありました。きっとアル中病棟にはどこにいっても置いてあるんでしょう。苦笑
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2.名著「アル中病棟日記」
という事で、アルコール病棟のバイブルといっても過言では無い「アル中病棟」について紹介していきたいと思います。この漫画は「失踪日記」の後半戦。アルコール依存症で入院した所を更にフォーカスした作品となっています。
概要としては以下の通り。
アル中(アルコール依存症)で入院する直前の様子を描いた「アル中時代」と入院後を描いた「アル中病棟」からなる。ブーム期の1980年代半ばからさかんに飲酒しており「アル中」を自称していたが、本当のアル中、すなわち眠っている時以外は酒を絶やさないという「連続飲酒」状態になったのは十数年後の1998年春ごろからである。
「1997年暮れ喫茶店でコーヒーを飲んでいると」「なんか手が震える」「アル中かな?ははは」という描写から始まる。連続飲酒状態が半年続き、離脱症状が起きてから奇行が多くなり、幻覚に襲われる。自殺未遂も行うようになり、1998年12月25日、家族によって三鷹市のH病院に強制入院させられた。アルコール依存症の恐さを淡々とリアルに伝えている。入院してひと月経た吾妻が「あと2ヶ月かァ…」と嘆息するシーンで終わっている。
どうやら三鷹にある長谷川病院がモデルになっているようですが、病院の内情が非常によく描写されています。しかしながら病院に漂う絶望感や虚無感はあまり感じさせず、面白おかしく読む事が出来ます。さすが漫画家。
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3.食道がんと飲酒・喫煙
以前書いた下記の記事でも紹介していますが、体質により飲酒によるリスクが異なります。特に食道がんのリスクが高いのは以下の2つの体質の方です。
・アルコール:早い アルデヒド:遅い
一般の人の3%
「酔いが抜けるのが遅く、二日酔いにはなりにくい」という特徴があります。
お酒で赤くなりにくく、飲めるタイプと勘違いしている人が非常に多いです。
アセトアルデヒドの分解が遅い為、大球性貧血が起こりやすく、食道がんになる可能性が非常に高いです。
・アルコール:遅い アルデヒド:遅い
一般の人の33%
いわゆる「下戸」のタイプです。
飲酒で赤くなり、元々お酒は弱いが、鍛える事によって飲めるようになったタイプ。
大球貧血と白血球減少がとくに起こりやすく、食道がんの危険が高いとされています。
恐らく吾妻先生は、【アルコール:早い アルデヒド:遅い】だったのでは無いでしょうか? 酔いが長く残るので、アルコール依存症にもなりやすいと言われています。
また、食道がんの原因として広く知られているのがタバコです。吾妻さんはかなりのヘビースモーカーで、断酒は出来ても禁煙は出来なかったようですね。
転んで首痛いが今日は確定申告に行ってきた。 pic.twitter.com/5LRsebKxBx
— 吾妻ひでお (@azuma_hideo) June 18, 2019
【↓引用元】
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4.まとめ
吾妻ひでおさんは69歳、アルコール依存症の平均寿命が50歳そこそこと言われていますので、長く生きられた部類になるのでしょう。きっと禁煙も実現出来ていれば、もっと長生き出来た筈・・・できればもう少しアルコール関連の漫画を出していただきたった。
生き方は千差万別、その方の自由です。しかしながら惜しい方を亡くしました。謹んでご冥福をお祈り致します。
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おわり
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読みました
いろいろ過去の失敗思い出してます。
もう酒はこりごり。
素面で行きます。
今後ともよろしくお願いいたします。
こんばんは。返信が遅くなておりすみません。
ブログ更新を再開したので、近々新記事のお届けができるとおもいます!
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